本商品は8月から3月末までの期間限定商品です。
今年度の富士種は生産分が完売しましたので、販売終了しました。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。来年度はもっとたくさん作って皆様にお届けしたいと思います。
石の多いジャリの畑で育つジャガイモ
多摩川の源流域は急峻な山に囲まれ、平地の畑が無いという。ここ小菅村も同様に、川沿いの平地を覗けば、ほぼ斜面の村です。
周囲を1000メートル級の山に囲まれ、朝は霧がかかり、昼は太陽が山から登り、夜は涼しい川風が村中を包み込むそんな村です。
この村にある先祖代々耕してきた畑は、石が多く一見すると畑に適していない土の様に思えるほどです。しかし、この石が多い土こそがジャガイモの栽培には適しているようです
小菅村とアンデス高地?
村で百姓をやっている方々からよくこんな声を聞く「石が多いけど、その分、水はけがいいから、イモが引き締まるんだよ」
ジャガイモ栽培での一番の敵は、「土の中の水分」。水が無さ過ぎても育たない、湿潤すぎても育たない、収穫する数日前から雨はなるべく降らないほうがいい。水とジャガイモは切っても切れない関係なのです。
だからこそ、世界中で干ばつなどの飢饉の時には、ジャガイモは救荒作物として世界中の人々を助けてきた。また原産地はアンデス地方の山の中は、雨が多い場所でない。
ジャガイモが元々もっている性質に小菅の土壌はあっているのかもしれない。
多摩川源流の石の多い急峻な畑に植えられたジャガイモは、眠っていたアンデス高地の本能を目覚めさせ、美味しく育つのかもしれない。
イモの様に次の世代へ
このジャガイモは、多摩川源流大学の学生により植えつけられ収穫された「無農薬、ほぼ有機と若者の夢が配合された畑」で栽培されました。
飽食の時代また消滅可能性都市などという言葉が世間を賑わしている中、コツコツと村で培われた経験や知恵を村の方から教わりながら、栽培したジャガイモです。
これからも、この知恵や経験そして安心できる生産物を食べて、次の世代へ繋げて行ければと思っております。ぜひ、村のジャガイモをご賞味ください。
富士種
小菅村で江戸時代から栽培されていたと言われているジャガイモ「富士種」。在来品種のため、イモのサイズが大きいものから小さいものなど様々あります。イモ本来のほのかに感じる甘味と、しっとりとした白い肉質になっています。500円/kg(税抜き)
男爵いも
東北地方ではダンシャクイモが一般に使われ、関西地方ではメークインが主流らしい。長時間の煮炊きには弱いが、ジャガイモらいし食味と低温貯蔵で長期間保存しても肉質や品質に変化が少ないことから、村内では多く栽培されている品種の一つとなっています。455円/kg(税抜き)
キタアカリ
村の中でも、一般でも人気の高い「キタアカリ」。肉質が黄色っぽく、粉質なため長い時間煮込むような料理だと煮崩れしてしまうので、皮つきのまま蒸したジャガバターや電子レンジ加熱、粉吹きイモなどに料理するとキタアカリの良さが引き立ちます。455円/kg(税抜き)
ノーザンルビー
北海道で生まれたアントシアニン色素が映えるピンクの品種です。一見するとサツマイモの様に見えますが、食べればジャガイモなちょっと不思議な感覚に陥ります。食味はメークインの様な粘質系で、茹でてもしっかりとしたピンク色を残します。スープやポテトサラダの彩りにいかがでしょうか。650円/kg(税抜き)
シャドークィーン
中身も皮も濃い紫色をしたジャガイモで、2009年に品種登録されました。数あるカラーポテトの中でも、断トツにアントシアニン含有量が高く、栄養価の高さでも注目を浴び始めています。
茹でても、焼いても、蒸しても色落ちすることがないため、食卓のアクセントとしていかがでしょうか?楕円形で芽のくぼみが浅いので、皮をむくのも簡単です。650円/㎏(税抜き)